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タイのスネークファームで海外旅行用の予防接種!行き方、料金、診察手順を詳細に紹介

※本ページはプロモーションが含まれています 接種の料金や診察手順

海外旅行や世界一周の旅に欠かせないのが、ワクチンによる予防接種です。

世界には日本にない病原菌や衛生面により、様々な病気があり最悪死に至ることもありますからね。

行く国によって注意すべき病気は違うので必要な予防接種は変わってきますが、長期間海外へ旅行へ出る場合は予防接種が必須です。

それなら全て接種して旅行へ出たいところですが、予防できるワクチンを全て接種すると10〜20万円前後かかってしまいます。

20万近い出費はかなり痛いですよね…。

そこで検討してもらいたいのが、タイの赤十字病院「Queen Saovabha Memorial Institute」で予防接種を受ける方法です。

この病院は、旅人の間で「スネークファーム」の愛称で呼ばれ(病院の敷地内に蛇に関する知識を学べるスネークファームがあるから)、世界一周する人が旅に出てすぐに訪れる病院となっています。

その理由は安さ。日本で10〜20万円する予防接種が3〜4万円前後で接種できてしまいますからね。

加えて、日本人の間で有名になっているので病院の人も日本人の扱いに慣れているという「安心感」も理由の一つです。

世界のいろんな所へ行ってみたいので、僕もスネークファームで予防接種を受けてきました。

海外の病院での予防接種なので、行き方や料金、診察の手順や伝え方などいろいろな不安がありましたが、何とか予防接種をすることができましたので、僕が事前に知っておきたかったことと併せて紹介します。

※実際に僕が体験したことを紹介しますが、海外の病院ですので行かれる際は自己責任でお願いします。2019年3月現在の情報ですので最新の情報に注意してください。

タイの病院で大丈夫なのか

タイで予防接種するという選択肢を見つけた時、海外の病院ということなのでいろいろな不安が頭をよぎりました。

衛生面

発展途上国の病院で心配なのが衛生面です。ワクチンを接種に行ったのに逆に変な病気もらったら嫌ですからね。

その辺は赤十字の病院なので大丈夫。

実際に行ってみた感想としては、年季の入った建物の割にはしっかりと衛生管理されているという感じです。

学校の体育館で予防接種してたことを考えると、それより良い環境だと思います。

注射器も針も未開封のものを使い、使い回しはもちろんされていません。

ワクチンも温度管理されたケースに入っていたので大丈夫でしょう。

言葉

タイの病院ですが、みんな英語を話せるので英語でコミニケーション取れます。

医師の説明を聞いたり質問するには英語の知識が必要ですが、診察手順や予防接種したい病気とワクチンを事前にしっかり調べて行けば中学生程度の英語力でもなんとかなります。

僕が言っているので間違いない!

医師とのやり取りはかなりハードルが高かったので、やりとりをスムーズに進める方法と併せてこの後紹介します。

期間

予防接種は1日に4本までしか接種できません。

中には狂犬病やA・B型肝炎など期間を開けて複数回接種する必要があるワクチンがあります。

なので、必要な予防接種の種類にもよりますが、タイで予防接種をするなら1ヶ月以上滞在する必要があります。

そこで問題になってくるのがビザ。日本人はビザなしで30日間滞在できますが、それ以上滞在しようとするとビザが必要なります。

出国の飛行機を30日間ピッタリにすると、欠航などで出国できなかったときのオーバーステイの危険があるので、僕は28日間滞在することにしました。

更に、入国日と出国日は時間的に接種が難しいので、実際に接種できる期間は26日。

1回目の接種から1ヶ月開けて接種しないといけないものもありましたが、医師に相談して少し早めに接種することでなんとかスケジュールを立てることができた…。

と思ったら、ちゃんとコミュニケーションが取れていなかったようで、狂犬病の3回目は1回目の接種日から25日で接種できたのですが、AB型肝炎混合ワクチンとMMRワクチンはきっちり1ヶ月だということで2回目を25日後に接種しに行ったら打ってもらえませんでした…。

仕方ないので、日本に帰ってタイで接種したワクチンで接種してくれるトラベルクリニックに行くことになってしまったので、スケジュールには気を付けてください。

ビザを取るのが面倒な場合は、途中でカンボジアやマレーシア、ベトナムなど周辺国を観光し、またタイに戻ってくれば30日間居られるのでスケジュールに余裕ができておすすめです。(他の国に行って滞在期間を伸ばすことを通称ビザランといいます。)

ただ、タイ政府はビザランを厳しく取り締まるようになってきていて、頻繁にルールが変わるため、ビザランをする場合は事前にしっかり調べてから経過を立ててください。

また、A・B型肝炎など、1回目の接種から半年後に接種しないといけないものもあるので、完璧を目指す人は時間がかかる予防接種を半年前から日本で受けておくということも検討してください。

その際は日本で接種を受ける医師に後日タイで予防接種するつもりだと伝えるようにしましょう。

日本と海外では同じ病気でも接種するワクチンの種類が違う場合があり、基本的に同じワクチンで複数回接種したほうが良いので。

営業時間

営業時間は、

月〜金 8時30分〜16時30分(お昼休み11時30〜13時頃?があるので注意)
土 8時30分〜12時
日曜、祝日は休み

特に祝日は注意。タイの祝日なので日本とは違います。事前に調べるようにしてください。

持ち物

  • パスポート
  • タイバーツでの現金(3,000〜4,000バーツぐらい)。

上記2点を持って行けば大丈夫です。

クレジットカードや米ドルでの支払いはできないので注意してください。

ワクチンがない場合がある

ワクチンの在庫がない場合もあります。僕が行ったときは黄熱病のワクチンが無いとのことでした。

病気の流行状況などによっては接種できない可能性があることも知っておいてください。

接種するワクチンについて

海外旅行で注意すべき病気とワクチンについての情報がネット上でバラバラだったので、自分なりにスプレッドシートにまとめてみました。

注意点として、

  • 医療資格のない一般人がネットや医師から聞いた情報をまとめただけの情報ですので、接種の判断やワクチン情報は医師に確認して接種するようにしてください。
  • 同じ病気でも、国産ワクチンや輸入ワクチンなど種類によって接種回数が変わるものもありますので注意してください。
  • タイの赤十字病院でもらったワクチン手帳をもとに、一部ネットからの情報を付加して作成しています。
  • 既に接種している場合や病気にかかって抗体を持っている場合は接種の必要性や回数が変わる場合があります。母子手帳などを見て接種履歴を確認してください。
  • バーツの円換算を使うには、一度ダウンロードしてお使いの表計算ソフトで開いて使ってください。

などなど、間違いもあるかもしれませんので自己責任で参考にしてください。

医師との診断のやり取り用のシートも作ってみました。

実際に英語でやり取りしてみて、英語のワクチン名をしっかり聞き取れなかったり、複数のワクチンの名前を言われながらいつ接種するかを決めている時にこんがらがりました。

上記シートをダウンロードして必要のないワクチンの行を削除し、自分が受けたいワクチンだけ書かれた状態でプリントアウトして医師と一緒に見ながら指差しで確認するとわかりやすいと思います。
(スマホの画面だとキツかったです。紙にプリントアウトしたほうがお互い見やすく確認しやすいです。)

右側の空白部分の一番上に日付を書き、その日に接種する病名の行に○を書くという使い方を想定しています。

上記シートを使う場合はボールペンなど書くものも一緒に持っていきましょう。

こちらも自己責任でお使いください。

ワクチンの知識がある状態で話を聞いたほうが理解しやすいので、病気やワクチンについては事前にしっかり調べておくことをオススメします。病名の英語発音も実際に自分で声に出して発音しておいたほうが聞き取りやすく伝えやすいです。

海外で気をつける病気(ワクチンがないものを含む)についてはこちらの記事にまとめています。
世界一周、海外旅行で気を付けたい病気の種類と症状、回避策、ワクチンについて

A型肝炎、B型肝炎の血液検査につてい

スネークファームで予防接種した人のブログを読むと、A型肝炎、B型肝炎のワクチンを打つ前に血液検査をし、2日後に結果が出てから接種するという情報が書かれています。

しかし、2018年ぐらいから血液検査をしないでそのまま接種できるようになったようです。

僕は2018年7月にAB型肝炎混合の「Twinrix」を打ってもらいましたが、血液検査はなく、行った初日に接種することができました。

因みに後述する記入用紙にAB型肝炎の項目は「Not sure」にチェックを入れました。

スネークファームへの行き方

予防接種ができる通称スネークファームの場所はGoogleMap上の「Queen Saovabha Memorial Institute」です。

GoogleMapの道案内が最強に便利なので、泊まっているホテルからこの場所を指定して案内開始すれば、電車だけでなくバスの番号も表示されるので最適な方法で案内してくれます。

電車(サムヤーン駅 Sam Yan)かバスなら、降りて少し歩けば入口が見えるのでオススメです。
スネークファーム入り口

入り口に立って中を見るとこのように見えます。噴水の先にあるのが予防接種できる建物です。
建物

噴水をグルっと回って入り口まで進む。
入り口

この入口を入ります。
建物の入口

診察の手順

病院内に入ってから出るまでの診察の手順を紹介。

用紙への記入

先程の入り口を入ったらこの景色が広がります。中に入ると十字路になっているので左へ曲がる。
中へ入ったら左へ進む

曲がるとすぐ左に記入用紙と記入台があり、右側に1番の扉があるので、まずは記入台へ。
用紙記入台と一番の部屋

記入台を見ると、ガラス越しに用紙が置かれているので「Patient Information(3番)」と「Patient Information for Immunization and Trabel Clinic(4番)」の紙を取って記入。(以前は5番6番でしたが2019年3月に行った時に3番4番に変わっていました。3番も4番も2箇所ずつ置いてありますが、番号が同じならどちらも同じです。)
3番と4番

「Patient Information(3番)」の用紙。
Patient Information

「Patient Information for Immunization and Trabel Clinic(4番)」の用紙。
Patient Information for Immunization and Trabel Clinic

台の前には3番の用紙に記入して部屋に入るように書かれていますが、部屋の中で4番の紙も書かされるのでここで書いておいたほうが楽です。

台の上を見るとこんな感じの記入例(3番の用紙)があるので見ながら記入。例が日本人なので、日本人が多く来てるんだなと実感させられますw(以前の番号が5だったため、右上には「5 FEONT」と書かれたままです。ちょっといい加減w)
記入例

ちょっと分かりにくかった項目はこんな感じ。

Occupation(職業を記入)

Underlying medical conditions(持病があるかどうか。なければno。あればyesにチェックを入れ病名を記入)

Allergy to medication,food,egg,vaccine or other agent(薬、食べ物、たまご、ワクチンなどのアレルギーがあるか。なければNo。あればyesにチェックを入れ病名を記入)

「Patient Information(3番)」の用紙は裏側にも記入する場所があるので記入する。

こちらも記入例あり。受けたことのあるワクチンは回数にチェックを入れ、受けたことのないワクチンは「Never」分からなければ「Not Sure」にチェック。最後に自分のサインと記入日を書く。
記入例

次は「Patient Information for Immunization and Trabel Clinic(4番)」の用紙。旅のスタイルや行く国と、どれくらいの期間行くかを記入。
6番の紙に旅のスタイルと行く国を記入

Reason for this trip は旅の理由。通常の旅なら「tourism/leisure」にチェック。

Travel style は旅のスタイル。

  • affuent tourism stay in urban hotel(都市型ホテルに泊まるリッチな旅)
  • backpacker(安宿中心の節約旅)
  • guided tour(ガイド付きのツアー旅行)
  • rural/adventure travel(地方の田舎に行くなど冒険中心の旅)
  • other(その他スタイルの場合は記入)

Do you carry antimalarial drug for this trip? は、この旅にマラリアの予防薬を持っていくか?持っていかないならno、持っていくならyesにチェックを入れ、持っていく抗マラリア薬の名前を記入。(マラリアは有効なワクチンが無いので、抗マラリア薬を旅行前と旅行中、旅行後毎日飲む必要がある)

Itinerary list in order the countries you plan to visit in this trip
は旅行のプラン。行く予定の国や地域と行く期間を記入。

世界一周なら 「Name of city/country」に「Around the world」、「Length of stay」に「1 year」 など期間を記入。

僕はアフリカ・南米などはまだ行く予定ないので、

Name of city/countryLength of stay
All asia6 month
Europe6 month
North america6 month

という感じで地域を記入。

アフリカと南米を入れると受けるワクチンの量が増えるので、とりあえず今回は見送りました。

期間は長めにしておいた方が、「その地域に行くなら必要だけど短期間なら必要ない」というワクチンも提案してもらえるはずなので、6ヶ月と長めにしました。

記入が終わったら、記入台の上にある番号札を取ります。この番号札は以前は1番の入り口にありましたが、2019年3月に行ったら記入台の上に移動していました。
番号札

1番の部屋に入って受付

用紙を書き終え番号札を取ったら真後ろを向くと1番の部屋の扉があるので入ります。ノックしなくて大丈夫です。
1番の部屋のいりぐち

因みに以前は下記画像のように、入口横に番号札がありました。ココに戻る可能性もあるし、別の場所に移動する可能性もあります。必要なくなることもあるかもしれません。
番号札

中に入ると真正面に受付があるので、

  • 番号札
  • 書いた紙2枚
  • パスポート

を提出すると、座って待っているように言われるので椅子に座って待つ。この後20バーツを支払うので支払いの準備をしておくと良いです。

20バーツは初診料で、次回以降は支払わなくて大丈夫。

椅子に座って受付を見るとこんな感じ。
椅子から受付を見たところ

しばらくすると名前を呼ばれるので受付へ行き、20バーツを支払って診察券と診察用紙、パスポートを受け取り、隣の部屋で血圧を測るように言われる。
診察券と領収書

診察券と領収書、パスポートはこの後使わないのでしまっておきましょう。

血圧測定

血圧は受付に向かって左側の部屋で測る。座って待っている間に見えるので迷わないハズ。
血圧を測る部屋

部屋に入ると看護師に案内されるので、受付でもらった用紙を渡し、血圧計の前に座り血圧測定器に腕を通して血圧測定。

測定中に体温も測られるようで、おでこに体温計らしきものをピッとされる。

用紙に血圧を記入してもらったら4番の部屋に行くように言われるので、立ち上がって真後ろの扉を出れば真正面が4番の部屋なので、そのまま入る(ここもノックせず入ってOK)
4番の部屋

診察

4番の部屋に入ると真正面に受付があるので受付に行く。
2018年8月6日:4番の部屋のレイアウトが少し変わっていました。入り口を入って真正面にあったのが、入り口を入って左側になりました。これからも変わるかもしれません。

特に渡すものはなく、受付で部屋番号を言われるので言われた番号の部屋(1か2)に入る。

部屋の中から受付の方をみるとこんな感じ。人が多い場合は椅子に座って呼ばれるのを待つ。
部屋番号

部屋に入ったら椅子に座って診察用紙を渡して医師の診断開始。

僕が作った診断用シートを使うと話がしやすいハズ。

英語でやり取りし、ワクチンの名前が書かれたハンコをや見せてくれながら説明してくれる。

必要なワクチンは診察用紙にハンコを押され、接種するワクチンが決定。

次にいつ受けるかも聞けるし、出国の日がこの日だから出国の前日に1ヶ月後に受けるワクチンを打ってもらえるかを聞きました。1回目の接種から26日前後ですが問題ないようです。

今日打つワクチンと今後のスケジュールが決まったら、診察用紙を持って受付へ行き診察用紙を提出。

黄熱病を打つなら、イエローカードの作成ようにパスポートの提出を求められるので、提出して預けておく。(注射が終わった後、イエローカードの手帳と一緒に返却されます)

座るように言われるので座って待っていると、診察用紙を確認して今日打つワクチンに関する注意書きの用紙と購入するワクチンが書かれた紙を渡される。
ワクチン用紙

その後5番の窓口でワクチンを購入して戻ってくるように言われるので、一旦4番の部屋を出て右に進み5番の窓口へ進む。(入ってきた入口の方向)

ワクチンの購入

5番の窓口へ行き購入するワクチンが書かれた紙を出し、支払いをする。(支払いはタイバーツの現金のみ)
支払いと受取り

支払いを済ませると、5番の窓口に向かって左の6番窓口へ行けと言われるので、角を曲がって6番の窓口へ。

支払場所と受け取り場所は一緒の部屋なので、5番の窓口で支払いをしている時に中を見ていれば、用意されたワクチンが向かって左側の方に用意されるから行くべき場所はすぐに分かるはず。

6番の窓口へ行くと、確認のために名前を言うように言われるので、フルネーム(日本と逆の名前→名字の順で)で答えるとカゴに入ったワクチンを渡される。(看護師が少ない場合、6番窓口へ行かず5番窓口でそのままワクチンを貰える場合もあります)

領収書を見ると、「medical and nursing serives」(看護サービス)で50バーツかかっているのがわかる。これは毎回かかり、その日に打つ注射が1本でも4本でも50バーツ。
領収書

受け取ったワクチンを持って再び4番の部屋へ戻り、受付にカゴを渡す。
ワクチン

受付で今日打つワクチンと買ってきたワクチンが合っているかを丁寧に確認され、注射を打つ3番か4番の部屋がある方に行くように言われるので、部屋の前にいる看護師にワクチンを渡すと、3番か4番の空いている部屋で注射をしてくれる。
施術室

注射

部屋の中に入るとベッドに座るように言われるのでベッドに座って注射の準備ができるまで待つ。
注射の準備中

今回は4本打つので、左右2本ずつ打つよと言われる。

注射は思ったより痛くなかったですが、針を指している時間が意外と長かったのがちょっと気持ち悪かったですw

4本打って絆創膏?を貼ってもらって終了。すぐ取れてしまったので、自分で粘着部分を押してしっかり付けた方が良いです。

終わったらもう一度受付へ行きワクチン手帳を受け取る。
ワクチン

黄熱病のワクチンを打った場合はイエローカードの確認も行う。イエローカード表紙の「Issued to(名前)」と「Passport No(パスポート番号)」を確認。
名前とパスポート番号を確認

中も確認するように言われるので、「名前」「生年月日」「性別」「国籍」「パスポート番号」を確認し、問題がなければ「whose signature follows」の次の空白にパスポートの直筆サインを記入すれば、イエローカードとパスポートを渡してくれる。
イエローカードの中を確認

ワクチン手帳の中を見てみると、ワクチンを打った日付や、今後の接種スケジュールが書かれているのでわかりやすい。
接種のスケジュール

15分〜30分待機

ワクチン手帳を受け取ったら、体調が悪くならないか観察するために15分〜30分座って待つように言われるので座って待つ。

言われた時間が経って体調に問題がなかったら受付に声をかけ、問題ないことを伝え(僕はOKとだけ言いました)帰る。

以上が診察の流れです。

かかった時間

平日の木曜日、10時10分に建物に入り、11時45分から出たので、1時間30分くらい時間がかかりました。

といっても、この記事を書く用の写真を撮ったり、用紙の書き方をネットで調べながら書いたり、トイレの場所を探しまくったりしていたので、用紙に何を書くか調べて決めておいて移動も素早くすれば1時間ちょっとで終わると思います。

ただ、僕が行ったときは前に誰もいなく、順番待ちをすることなくスムースに進んだので、混んでいたら1時間半ぐらいかかるかもしれません。

混雑を避けるのなら早い時間に行った方が良さそうです。

僕が入ったときは10時10分で誰もいませんでしたが、時間が経つにつれて人が増えてきました。欧米の人たちは家族4人で予防接種に来ていたので、その後になってしまうと時間がかかってしまいそうですからね。

トイレの場所

トイレの場所が分かりにくかったので紹介します。

入口入って左側の通路を端まで行けば男子トイレ、右側の通路を端まで行けば女子トイレがあります。
トイレの場所

建物の反対側に分かれているので分かりにくいです。

ウロウロしてようやく女子トイレを見つけたのですが、その近くに男子トイレがなくてかなり探しました。2階に上がったりもしてみたのですが、入っちゃダメそうな雰囲気だったので行くのをやめたりさまよっていました。

英語での診察と注射前の緊張でトイレへ行きたくなったら参考にしてください。

2回目以降の診察の流れ

2回目の流れは基本的に1回目と同じですが、

  • 最初の用紙記入がない
  • 1番の部屋での受付時に20バーツを支払わなくて良い

というのが無いぐらいです。

持ち物は、

  • 診察券
  • ワクチン手帳
  • ワクチンと診察料を支払う現金

を持って行きましょう。

受付

病院についたら1番の部屋の前に置いてある番号札を取ってそのまま中へ。

眼の前の受付に、

  • 部屋の前で撮った番号札
  • 診察券

を提出して暫く待つ。

名前を呼ばれたら、診察券や問診票を受け取り隣の部屋へ血圧測定に。

診察券は使わないのでしまってOK。

血圧測定

隣の部屋で血圧測定を受け、問診票に記入してもらったら、そのまま部屋を出て4番の部屋へ。

診察

4番の部屋へ入ったら受付に問診票とワクチン手帳を渡す。(受付に行った時に何かを出すように言われたのですが、さっぱり分からず、ワクチン手帳のことだと気づくのにしばらく時間がかかりましたw)

診察室が空いていたら受付に南蛮の番号へ入れと言われるので、言われた番号の部屋へ入る。空いていなかったら呼ばれるまで待ち、言われた番号の部屋へ入る。

診察室に入って医師の診察を受ける。

今日打つワクチンと回数の確認し、ワクチンの指示書をもらう。

問診が終わったらワクチンの指示書を受付へ持っていき、ワクチンの確認と新しく打つワクチンがあったらその説明書を渡され、ワクチンを5番の窓口で買ってくるように言われるので5番の窓口へ。

ワクチンの購入

4番の部屋を出て右に進み、5番の窓口でワクチンを購入。

再び4番の部屋へ戻る

注射

4番の部屋へ入ったら受付にワクチンが入ったカゴを渡し、今日打つワクチンかもう一度確認される。

問題がなければ3番か4番の小部屋へ進み、部屋の前にいる看護師にワクチンを渡して小部屋の中で接種。

接種が終わったら受け付けに行きワクチン手帳などをもらう。

15分〜30分待機

1回目と同様、15〜30分待つように言われるので、15〜30分経ったら部屋を出て帰ってOK

以上が2回目以降の基本的な流れです。

ただ、僕の場合はイレギュラーで、血圧を測っている時に私服の女性(ワクチンの指示書を書いてくれたので医師のハズ)が日本語で

「キョウ ナニ ウツ?」

と片言の日本語で質問してきました。

ワクチンの紙をまだカバンにしまっていたので、右手を固定されている状態では出すことができず、今日打つ予定のワクチンの英語名も覚えていなかったので焦りましたが、

「キョウケンビョウ?」

と日本語名で聞かれたので助かりました。

血圧測定が終わったので、紙を見せながら、狂犬病と4種混合、腸チフスの3つを打つことを伝えうと指示書を書いてくれ、そのまま4番の受付へ行き、病気の注意書きをもらってそのまま5番の窓口へ行きワクチンを買いました。

医師の診断が4番の部屋に入ってからでなく血圧測定中に変わった感じです。

想定外のところで診断が始まりましたが、日本語が少し通じたのでむしろ楽で助かりました。

僕の接種スケジュール

僕としては世界のいろんな所へ行きたいと思っているので全部摂取しようとしました。

しかし、アフリカと南米を入れると黄熱病と髄膜炎菌、コレラを接種する必要があり、髄膜炎菌が3年で効果が切れるということで、3年以内にアフリカ南米へ行くか不明なのでとりあえず見送ることにし、行くことが決まってから打つことに。

ダニ媒介性脳炎も3〜5年で追加接種する必要があり、ロシア付近の東欧以外は必要無さそうなので、今回は見送ることに。(接種が2回目4週間後、3回目半年後と時間がかかるのでやった方が良かったかもしれません)

水ぼうそうは子供の時にかかって抗体があるはずなので接種しません。

インフルエンザも毎年接種しているので接種しないことに。

その結果、接種するワクチンはこの様になりました。

病名ワクチン名接種回数
麻しん風しんおたふく風邪MMR2回目:4週間後
破傷風ジフテリアポリオ百日咳Bootstrix-Polio1回のみ
日本脳炎IMOJEV1回のみ
A型肝炎B型肝炎Twinrix2回目:4週間後3回目:半年後
狂犬病SPEEDA2回目:1週間後3回目:1ヶ月後
腸チフスTypbar-PFS1回のみ

1回目(0日目)

ワクチン接種では接種した日を0日として数えるのでカッコ内の日数は0日から計算してください。

1回目はこのように4本の接種となりました。
病名ワクチン名回数
狂犬病SPEEDA1回目
麻しん風しんおたふく風邪MMR1回目
日本脳炎IMOJEV終了
A型肝炎B型肝炎Twinrix1回目

2回目(7日目)

病名ワクチン名接種回数
狂犬病SPEEDA2回目
破傷風ジフテリアポリオ百日咳Bootstrix-Polio終了
腸チフスTypbar-PFS終了

3回目(25日目)

25日目で下記内容を摂取する予定でしたが、僕が言っていたことが伝わっていなかったらしく、AB型肝炎とMMRは1ヶ月立っていないということで摂取させてもらえませんでした。

狂犬病はきっちり1ヶ月でなくても大丈夫らしく打ってもらうことができました。

タイの次は一旦日本に帰ることになっていたので、AB型肝炎とMMRは日本で打つことに…。

病名ワクチン名回数
狂犬病SPEEDA終了
麻しん風しんおたふく風邪MMR終了
A型肝炎B型肝炎Twinrix2回目

4回目(180日目)

A・B型肝炎は半年かかるので、半年後いる場所で接種する予定です。
病名ワクチン名回数
A型肝炎
B型肝炎
Twinrix終了

2019年3月:AB型肝炎の半年後の予防接種を受けてきました。黄熱病のワクチンもあったので、ついでに黄熱病も打ってもらいました。いつ行くか決まっていませんが、いつか行きたいので。黄熱病は10年に1回打つ事になっていましたが、1回打てば生涯有効と判明したため今では1回打てば良いことになっています。

スケジュールについて

狂犬病、AB型肝炎、MMRの接種に1ヶ月かかります。

パスポート無しでタイにいられるのが30日なのでかなり厳しい日程です。

僕は1回の滞在でギリギリまでいましたが、2回目と3回目は3週間開くのでその間マレーシアやカンボジアなどに行き、一回タイから出てまた戻ってくる方法を使えば余裕を持って接種することができますので参考にしてください。

また、自分の体調次第では2回目の接種が遅くなる可能性があるので、接種後の予定は数日間余裕を持って組むと良いと思います。

僕は1回目と2回目の間、クーラーをガンガン聞かせて寝てしまい風邪を引き、2回目を予定通り受けられるか分かりませんでしたが、日本から持っていった薬を飲んで4日間おとなしくしてなんとか完治させ予定通り接種することができましたので、余裕を持った予定調整は大事だと実感しました。

接種後も次の日に移動などハードな予定を入れず、ホテルや近場の涼しい施設でのんびりするのが良いと思います。

あと、接種の予定ですが、1日に4回しか打てないルールがありますが、日をまたげば次の日も打てるはずです(医師に要相談)。

1日あいだをあけて打ったと書いてあるブログもありましたので、1日以上あければ確実なはずです。

接種後の体調

接種後は、注射を打った部分の筋肉が多少張るような感覚になり、普通にしていれば良いのですが、腕を上げると痛かったです。

注射の1時間後ぐらいから軽い頭痛と喉がイガイガした感じや多少の咳が出ましたが、すぐに収まりました。

まぁ、スネークファームを出てMBKセンターでクーラーガンガン効いた場所を歩き回っていたからかもしれませんがw

翌日は腕は普通に上げられるようになりましたが、寝起きの1時間ぐらい軽い頭痛がしました。

ワクチン接種後と翌日は安静にしていたほうが良さそうです。

僕は翌日はおとなしくしてこの記事を書いています。

接種の間隔は多少伸びても大丈夫

例えば、1回目の注射から1ヶ月後に打つことになっている注射を、1回目から1ヶ月後に打てない場合がありますが、期間が開く分には問題ないようです。

僕の場合、1回目から1ヶ月後に打つAB型肝炎を1回目から2ヶ月後に打ちましたが問題ないとのこと。

1ヶ月経たないで打つのはダメだが、期間が空く分には1ヶ月〜3ヶ月程度なら問題ないようです。流石に半年とか空くとどうかな〜とは言っていました。(日本で打ったクリニックの先生に聞きました)

予防接種で正規の期間以降空けるのは大丈夫ですが、なるべく早く接種した方が良いです。

2回目が遅くなっても1ヶ月ぐらいの遅れなら、3回目は1回目の日付をもとに計算して良いようです。

実際に支払った料金と日本で接種した場合の料金

僕が実際に支払った金額と、日本で接種した場合の金額を比較してみました。

バーツのレートは、僕がタイにいたときのレート1バーツ3.3円で計算しています。

※A・B型肝炎は2回しか受けていないので2回の計算。
病名等日本円タイ
初診料3,000円20バーツ66円
診察料1,000円×33,000円50バーツ×3495円
麻しん風しんおたふく風邪10,000円×220,000円350バーツ×22,310円
破傷風ジフテリアポリオ百日咳10,000円700バーツ2,310円
日本脳炎8,000円460バーツ1,518円
A型肝炎B型肝炎10,000円×220,000円1,150バーツ×27,590円
狂犬病15,000円×345,000円350バーツ×33,465円
腸チフス10,000円400バーツ1,320円
合計119,000円5,780バーツ19,074円

こんな感じで約10万円節約できる予定でした。

タイの往復飛行機と1ヶ月の滞在費ぐらい節約できますね!

全体的に安いのですが、狂犬病だけずば抜けて安いですね〜45,000円が3,465円って…。

海外旅行の日程に組み込めるとかなりの節約になりますよ〜!

ちなみに日本で打ったAB型肝炎とMMRの料金はこんな感じです。

初診料2,700円
AB型肝炎17,500円
MR10,000円
おたふく風邪6,000円
合計36,200円

※MMRのワクチンがないらしく、MRとおたふく風邪を別々に打つことに。MMRワクチンがあったら3,000円安くなるとのこと。

タイで全部(10本)打ったら19,000円だったのに、2本打っただけで倍近い金額を払うとか意味がわからないことになっています…。

30日間以上のスケージュールをしっかり作ってタイで打ち終わるようにしましょう。

おわりに

僕はめちゃくちゃ心配性なので、スネークファームに行く前にめっちゃ調べました。

それでも分からなかったことがあったので、その部分を含めてこの記事にしました。

海外の病院ということで不安もありましたが、実際に行ってみると意外と大丈夫だったので良かったです。

安くワクチンを打ててタイをのんびり満喫できるので、タイの予防接種おすすめですよ〜!

この記事がこれから世界へ旅に出る人の役に立ったら幸いです。

※僕が行ったときと状況が変わっている場合があります。くれぐれも自己責任でお願いします。

続きの記事 → 海外旅行に変圧器を持って行く必要は基本的に無い。変圧器が必要な機器の見分け方を紹介

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